目立たない矯正

目立ちにくい矯正装置について

矯正治療は日本ではここ10年ほどで、目立たない矯正装置やマウスピース矯正といった技術がポピュラーになってきました。矯正治療を人に気付かれずに進めたい、お仕事の都合等で目立つ矯正装置はつけられない、といった患者さまのご希望に応えるためです。

セラミックブラケット、ホワイトワイヤー(表側矯正)

「目立たない矯正治療をしたいが、裏側矯正は費用面や口の中の違和感の問題で利用できない」という場合、目立ちにくい表側矯正があります。

昔はブラケットもワイヤーも全部金属製でしたが、ホワイトワイヤーは名前のとおりワイヤーが白くコーティング加工され、目立ちにくいものになっています。ブラケットもセラミック製の白色半透明のものにすると、かなり目立ちにくくなります。

・セラミックブラケット、ホワイトワイヤーのメリット

一見して矯正装置を付けていることがわかりにくい

発音に影響しにくい

裏側矯正に比べて歯磨きがしやすい

裏側矯正よりも安価で済む

 

・ホワイトワイヤーのデメリット

裏側矯正やマウスピース矯正と比較すれば目立つ

表側矯正

裏側矯正(舌側矯正)

歯の裏側にブラケットをつけてワイヤーを通した矯正装置をつける方法です。

目立つことなく矯正治療ができるので、人に気づかれずに矯正がしたい場合に向いています。歯の裏側に設置するため舌が触れやすく、患者さまによっては強い違和感を感じることがあります。

・裏側矯正のメリット

表からは見えないので人に気づかれない

 

・裏側矯正のデメリット

歯磨きがしにくい

違和感が強く、人によっては慣れるまで発音がしづらくなったり食事でものを飲み込みにくくなる

矯正装置を歯の裏側の形にフィットするようオーダーメイドで作るので、やや割高

裏側矯正(舌側矯正)

マウスピース型矯正装置

透明なマウスピース型矯正装置を装着する矯正治療です。

治療にあたり、矯正後の歯並びをシミュレーションしてマウスピースをいくつも製作します。約2週間ごとに段階的にマウスピースを形の違うものに換えて装着し続けていくことで、少しずつ歯を正しい位置へと動かしていく矯正治療です。

食事や歯磨きの間は取り外すことができるので、歯を衛生的な状態に保ちやすく、治療中のストレスが少ない治療法です。

・マウスピース型矯正装置のメリット

食事や歯磨きの時に取り外せる

マウスピースが透明なので比較的目立ちにくい

 

・マウスピース型矯正装置のデメリット

装着すべき時間を守らないと正しく歯が動かない

マウスピースでは矯正できない症例がある

マウスピース型矯正装置

費用について(税込)

基本検査

38,500円

CT検査

11,000円

セラミックブラケット、ホワイトワイヤー

825,000円

裏側矯正

1,045,000円-1,155,000円

マウスピース型矯正装置

1,045,000円

調整・管理料(診察料) 表側

5,500円 (*1)

調整・管理料(診察料) 舌側

8,800円 (*1)

調整・管理料(診察料) マウスピース

5,500円 (*1)

調整・管理料(診察料) 保定観察

4,400円 (*1)

保定装置料 前歯の舌側にワイヤーを固定するリテーナー

33,000円

保定装置料 透明なワイヤーを使用したリテーナー

60,500円

保定装置料 メタルワイヤーを使用したリテーナー

55,000円

保定装置料 目立ちにくいタイプのリテーナー

33,000円

*1:診察を受ける度に(1~数ヶ月に一度)かかります。